発達障害重ね着男の備忘録

発達障害(ADHD、ASD)持ち。備忘録的に継続して行く事が目標です。

[ネタバレ微有!] 2回も見に行ってきたので「君の名は。」のレビュー書きます

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こんにちは。いっしーです。

僕はけっこう飽き性なのと、物語記憶力が少し良いので、大体の作品はあまり読み返したり、見返したりしません。

そんな僕が映画で初めて上映中に2回目を見に行ったのが、今話題になっている「君の名は。」です。

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たいがい捻くれているので「RADWIMPSちょっと苦手なんだよな〜」とか、「今行ったら流行りに乗っているみたいで格好悪いな」とか理由つけて見に行きませんでしたが、周囲のひねくれ者共がこぞって賞賛してきたので、さすがの僕も暇でしょうがなかった日に1回目を見に行ったわけです。

久しぶりに映画を見て涙が頬を伝いました。感動ともなんとも言えないあの感覚、なんなんでしょうね。

前置きが長くなりました。
今回はストーリーや設定についてはあまり触れませんが、僕が考える、この映画を見る際の心構えと、「流行った理由はこういうことじゃないかな!?」と思ったポイントを大きく6点あげていこうと思います。


君の名は。」鑑賞の際の大前提 〜考えるな!感じろ!〜

レビューするとか言いながら「考えるな!感じろ!」。
いきなり矛盾を孕んだ言い回しですみません。
しかし、悲しい哉、「良い」と感じた後になぜそれを「良い」と感じたのか、理由を探すという手順を取るしかないのです。もしまだ見てないという方は、できるだけ何も考えずに、フラットな状態で見て欲しいなと思います。

正直言うと、ここまで絶賛されるほどの良作かというと、冷静に考えると疑問符はつくのです。
ただ、冷静になって見てしまうと、この映画の面白さは半減するんじゃないかということは言えると思います。
とにかく、期待もうがった見方もせずに「久しぶりの映画だ、楽しみだなぁ」くらいのスタンスで来場して欲しいです!


僕が考えた「君の名は。」が流行った理由(ネタバレ含)

ここからはネタバレを含みます。まだ鑑賞していないよ!という方は、見ないほうがいいかもしれません。 総括はそれほど内容に関して言及していないので、そちらをご覧いただければと思います。6点を箇条書きにして、極力ネタバレ要素を少なくしようとは思いますが、どうしても本編の設定に触れざるを得ませんので、その点はご了承ください。


① 過剰な感動要素や露骨な伏線回収はほとんど無く、どう受け取るかを観衆に一任している。

② ストーリー、設定、表現技法の1つ1つはありきたりだが、それを絶妙なバランスで1つの作品に落とし込んだ、「いいとこ取り」をかつてないレベルで行っている。

③ 主人公とヒロインを何から何まで対比させながら(育った環境、性格、性別、家族構成など)、徐々に同化していく過程を急ぎ足ながら繊細に、美しい映像をもとに描いている。

④ 何度も何度も互いの名を思い出しては忘れてしまうことで、クライマックスの予測を難しくさせ、観衆を最後まで惹きつけている。

⑤ 人格交換の中で使う手段は「メモ」や「ノート」など無機質なものだが、肉体を共有することによって互いの親密性(心に限らず肉体も)が高まっているのではないか、と思わせるくらい交換描写が繊細で有機的であり、観衆の心を打つ。

⑥ 映像美、音楽、声優の声など、実際には絶対にありえないのに、あってもおかしくないと感じさせるギリギリを表現する媒体として「アニメ映画」であることは必須であり、互いに最大限の魅力を引き出し合うよう相互作用している。





総括

以上が僕が考える流行った理由6点です。少し小難しく書いていますが、邦画のような繊細な描写、アクション映画のような映像美とリアル感、アニメ映画の突飛さといった部分がとにかくバランスよく融合しています。

邦画が好きな人も、洋画が好きな人も、アニメが好きな人も、みんながみんないい意味で楽しめる作品だったんじゃないかなと思います。

そして、今僕がレビューを書いているように、「なぜこんなに面白かったのか」を後から考えさせてくれる懐の深さがこの映画にはあります。人文社会学系の研究材料としても面白そうだなぁ、なんて考えてしまいました笑




以上で今日の記事は終わりです。読んでくださった方々、ありがとうございました。